6月1日 東京都杉並区立和泉小学校(前編)

2012年05月19日

「ふりぺ 命の教室」開催しました!(前篇)

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6月1日(水)、東京都杉並区立和泉小学校で「ふりぺ 命の教室」を開催しました。

『FreePets』では設立当初から「子どもたちに命の大切さについて考えてもらうための教室をしたい」と考えていたのですが、ご縁のあった和泉小学校(『FreePets』メンバーの友森玲子さんが主宰する動物愛護団体ミグノンに所属するボランティアさんのお子様が通学しています)へ相談に行ったところ、「杉並区は命の教室に力を入れていること。また、友達を大事にしよう。自分を大事にしようという人権教育の一環としてなら」ということで、校長先生から「ぜひ」というお返事を頂戴したのです。その後、メンバーみんなで「どういうことをすればよいか」アイデアを出しあい、また和泉小学校とも打ち合わせを重ねて、6月1日を迎えました。

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◇ ◇ 東京都杉並区立和泉小学校へ ◇ ◇

この日は9時35分~10時20分までを1年生から3年生までの低学年180人に向けた教室、また10時50分~12時25分までを4年生から6年生までの高学年200人に向けた教室としました。場所は体育館です。

まずは低学年向けの教室の様子をレポートします。校長先生からのこんなご挨拶で始まりました。

「みなさんの命は誰に守られていますか? お父さん、お母さん、先生、友だち、たくさんの人が命を守ってくれています。そして皆さんはどんな命を守っていますか? 今、飼育小屋には茶色のにわとりがいますが、ちょっと具合が悪くて病院に入院中です。早く元気になるといいな、皆さんが命を守ってくださるといいなと先生は思います」

lesson_201100601-7そして司会進行を担当する声優の恒松あゆみさんの登場です。

「私たちは『FreePets』といいます。ペットと呼ばれる動物たちの命を考える会で、いろいろな職業の人が集まって、今、起きている動物たちの問題をたくさんの人に伝えようとしています。今日は皆さんと一緒に、命について考えるためにやってきました。今、かわいそうな動物たちがたくさんいます。動物たちと一緒に、幸せに暮らせて行けたら楽しいと思いませんか?」

そして子どもたちに問いかけます。「みんなは命ってなんだと思う?」

「大事なもの」「ペット」「みんなも命!」……たくさんの声が子どもたちから上がりました。それを受けて、まずは、どいかやさんの絵本をスライドショーで上映しながら坂本美雨さんがストーリーを朗読する「ハルの日」、スタートです。

「ハルの日」は、飼育放棄されセンターに連れて行かれてしまう「ハル」という犬の物語です。子どもたちは集中してスライドに見入っていましたが、ハルがセンターに連れて行かれるシーンでは、体育館すべてが水をうったようにしーんと静まりかえりました。

◇ ◇ 子どもたちの感想 ◇ ◇

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朗読を終えた美雨さんは「どうもありがとう」と挨拶。子どもたちに感想を問いかけました。次々に手があがります。

「かわいそうだった」「ハルは死んでしまった」「もう飼えないから捨てられた」「捨てられたりしてかわいそうだった」

恒松さん「自分がそうだったらどう思う?」

子どもたち「きっと悲しいと思う」

そして次のパート。実際に犬や猫たちがどんな状況にあるか、その映像を見てもらいたいと、飯田基晴監督によるドキュメンタリー映画『犬と猫と人間と』のオムニバスの上映が始まります。

「動物を捨てることは犯罪だ。捨てられた犬や猫は?

野良犬、迷子犬が捕まえられると、飼い主が現れないと犬は処分にまわる。

飼い主自らが持ち込んだ場合は翌日処分される。

処分とはつまり殺すこと。炭酸ガスによる窒息死。

犬や猫は「不用品」。それは1日あたり655匹。

地方の施設には子犬も多く、この子たちも処分にまわる」(映画の中の飯田監督のセリフより)。

このラスト近くのシーンを見て、聞いて、それまでじっとスクリーンを見つめていた子どもたちは、急にざわざわと小さな声でまわりの友だちと話を始めました。そしてまもなく映画は終わり、恒松さんから「どうしたらかわいそうな動物たちを減らしていけるのでしょうか? お父さん、お母さん、先生、お友だちといろいろお話ししてみてください」というお願いの言葉がありました。

◇ ◇ 坂本美雨さんのライブ ◇ ◇

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その後は、坂本美雨さん、友森昭一さん、フランス人のロビンさんの3人によるライブの時間です。友森さんはギター、ロビンさんはチェロを担当。最初に英語の曲を1曲、そしてその後、美雨さんからこんな語りかけがありました。

「私は唄を歌う職業をしていて、ふりぺにはいろんなお仕事の人がいます。私たちはお金のためにやっているのではなく、私たち自身がみんな素晴らしい家族を持てたので、みんなにも『こんなに大事なんだな』と思える命と巡り合ってほしいと思います。

次の曲は『ふるさと』です。知ってる?」

子どもたちが一斉に手を挙げます。

美雨さん「“せーの”っていったら歌ってくれる?」

そこからは、みんなで『ふるさと』の合唱です。美雨さんの透きとおるやさしい歌声と一緒に、みんなも大きな声で歌い、その顔には笑顔が戻りました。

美雨さん「みんなありがとう。(子どもたち、大きな拍手)楽しく歌えましたか?(「はーい」の返事)もう1度みんなに大きな拍手を。(「もう終わっちゃうの?」の声)ぜひお友だちとも、おうちの人ともたくさんお話して、これからも考えていってください」

そして校長先生のお言葉です。

「みなさんは、命のあるもの。そしてここ、杉並の和泉地区に住んでいます。ここがふるさとになり、みんなで助け合ってこれからも生きていけたらよいなと思います。ではお礼を3年生から」

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3年生の女の子が挨拶をしてくれました。

「私たちは、6人のいきものがかりです。ザリガニ、グッピーの世話を毎日しています。

今日はありがとうございました。これからもいのちを大切にしていきます。

3年1組、2組いきもの係」

「さようなら」と大きく手を振り、ジャンプし、「ありがとうございました!」と挨拶しながら退場していく子どもたち。ふりぺメンバーの胸がじん、と熱くなった瞬間でした(※後編・高学年編へ続きます)。

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