ふりぺの目標

作成日:2012年05月20日
最終更新日: 2014年09月04日

「ふりぺ」は、これからこんな活動をしていきます。

ペットと呼ばれる動物の命や幸せに責任を持つのが当たり前という空気を世の中にひろげていきたい。

空前のペットブームといわれるいまですが、その反面、日本全国の行政施設にはきょうも数多くのペットが持ち込まれています。
いろいろな事情で「飼えなくなった動物」や、街に「捨てられていた動物」です。生まれたばかりの子供から、立てなくなった老動物まで、持ち込まれた彼らは新しい飼い主に出会わない限り、いずれ「殺処分」されます。「殺処分」は、決して安楽死ではありません。
また、あるいは外国から輸入された動物が安易に捨てられて、外来種として日本の生態系を破壊している例も数多く見受けられています。
これら外来種もいずれ「駆除」という名の「殺処分」となっていきます。
ペットと呼ばれる動物たちは、その生死の運命を、ほぼすべて飼い主と呼ばれる人間たちにゆだねています。
動物を飼う、ともに暮らすことは、人間にとって大きな喜びとなります。そんな喜びを与えてくれる動物たちに対して、飼い主と呼ばれる人間としては、彼らの命や幸せにしっかりとした責任を持つことが必要なはず。
そしてまた、動物(や植物)ひいては自然に対する意識は、その国の民度を計る指標ではないでしょうか。
彼らを安易に人間の益のために利用したり、殺すことについて、ここでもう一度よく考えたいと「ふりぺ」は考えます。
ペットと呼ばれる動物たちの命や幸せに責任を持つ人をひとりでも増やし、人間の都合で命や幸せを奪われる動物を一匹でも減らしたい。
そのために、この問題を社会がよく考えるという機運を作っていきたいというのが、「ふりぺ」の大きな目標です。

そのためにできることをやる。

世の中にペットと呼ばれる動物の命に責任を持つ人を増やすために、できることを、まずはWEBサイト上で訴えていきます。
動物たちをとりまくさまざまな情報を共有し、責任を持って彼らと一緒に暮らすための知恵を、多くの人とともに考えます。
ときには、「あえて飼わない」ことの重要さを訴えることもあるでしょう。
本当にどうしようもない事情で「飼えなくなってしまった」ときの対処法も、いろんな人の知恵を借りて探っていきます。
「殺処分」「捨てる」だけが解決法ではないはずです。同時に、全国各地の行政施設や、保護団体に私たちを待っている動物たちがいることをどんどん紹介もしていきたい。動物の命に責任を持つ人間が増えることで、捨てられたり、行政施設に持ち込まれる動物を減らすことを目標として活動していきます。

具体的な活動。

2012年5月末の本格始動に向けて、いま、いろいろなプランを計画中です。
それらの多くは、「ふりぺ」メンバーならではのさまざまな表現を使っての活動となるはずです。
ひとつの例として、「責任を持って動物と暮らしたいけれども、どうすればいいのかわからない」という人に向けた楽しく実践的なエッセイ、ルポルタージュなどを掲載。
その他、メンバーをはじめとした各界の人による「動物に関するエッセイやインタビュー」、「ふりぺ」メンバーのデザインによる壁紙や、「迷子の動物を探すときのため」「近所のノラを地域猫にするため」などのポスターの図案をダウンロードできるコーナーなども。
ペットと呼ばれる動物たちのいま置かれた状況を考えることは、やがて地球上の生命のあり方の問題につながり、そしてそれは、わたしたち人間がいま日々の暮らしの中で直面しているさまざまな問題を考えることにもつながっていくと思います。
動物たちのいまある状態を改善することは、私たちが住む社会、ひいては地球環境を心地良い場所にすることにも大切なことではないでしょうか。

「ふりぺ」の今後の活動、どうぞ、ご期待ください!

「国家の偉大さとその道徳的進歩は、動物の扱い方で知ることができる」~マハトマ・ガンジー