三重県津田学園小学校
5月16日(金)
三重県の津田学園小学校にて「いのちの教室」を開催させていただきました。参加メンバーは浅田美代子、菊地由美、赤井由江、niu、加藤瑞穂、森茂樹、渡辺眞子の7名。津田学園は環境に恵まれた学校で、深い緑の中で子どもたちは素晴らしくのびのびと学んでいました。
今回は低学年向けと高学年向けに、それぞれの理解度に合わせた内容です。菊地由美の司会進行により、まずは犬や猫の飼育に必要なものを考えてもらいます。こちらで用意したフード、ボウル、リードと首輪、おもちゃ、などなどをテーブルから運んでくる子どもたち。その中で「お金」そして「愛情」も大事なのだという話を。
次に、犬たちのさまざまな写真をパワーポイントで見せてゆきます。遊んでいる最中の犬は楽しそうだし、初めての場所に連れてこられた犬は緊張した様子です。動物たちが体全体を使って見せる表情で気持ちを表していることを知ってもらいます。そして、少し雰囲気がちがう一枚の写真について、意見が飛び交いました。「さびしそう」「かなしそう」。その犬は飼い主から捨てられ、これから殺処分を受ける運命の一頭です。
そこから映画「犬と猫と人間と」の一部をみんなで鑑賞。多くのペットが飼育されている日本はペット大国ではあるけれど、捨てられる数や殺処分集からするとペット天国ではないという現実と、そうした不幸に対してボランティアたちが行っている活動について話し合います。
オリジナルアニメーション「ハルの日」はniu、「あなたは犬が好きですか」は浅田美代子による朗読に、赤井由江がトイピアノの伴奏をつけました。完成したビデオをそのまま見るよりも、目の前で生の朗読と伴奏が展開されることで子どもたちの集中力が際立ちます。
高学年の部にはディスカッションの時間があります。グループ別にテーマが割り振られたところにFreePetsメンバーが参加しますが、児童の考えをリードするようなことはせず、個人の考えを深めてもらえるようにしています。最後にグループの代表者がそれぞれのまとめを発表して授業は終了です。
津田学園ではペットを飼っている児童も多く、厳しい内容に一生懸命耳を傾けてくれました。また、今回は保護者のご参加も多く、朗読を聞きながら涙される方もおられ、先生方も含めて一緒にいのちの教室の授業をつくっていただいた感があります。
津田学園のみなさん、FreePets のメッセージをしっかり受け止めてくれて、ありがとうございました! またいつか再会できるときを楽しみにしています。先生方、そしてイベント実現に向けて動いてくださったボランティアスタッフの皆様へも感謝申し上げます。どうもありがとうございました。
※プライバシー保護のため、モザイクをかけてあります。